2017/03/21 23:08
先日UPした出版にかかる経費についての記事に
アクセスが急上昇したので驚いています・・・
その程度は理解していて欲しいと切に思います
それほど出版の業界は閉鎖的で、書籍の誕生から
流通販売、そして破棄について世間ではなにも
理解されてないからこそ、定期的に発生する
出版詐欺や新規スタイルの真面目な提唱者が逆に
詐欺扱いされるという不幸が後を絶たないのだと
思いますが、著者風情が出過ぎたことを言えば
また叩かれたり詐欺扱いされるので簡潔にまとめます
<注> この記事は前回の記事をベースにしますので
興味のある方は、下記の前回記事を読んでください
出版業界の崩壊とともに出版の権威が地に落ち、
まさに混とん状態にあるようだ<出版に関する経費の話>
求める人々が、新規な出版の準備に参加し、出版に必要な
最小資金をプールし、期日までにプールが到達すると
初めて出版の準備に取り掛かり公表された期日に出版され
求める人々に到着する・・・なんて、どれほど素敵な
新規な経済システムなのかと狂喜しています
なかでも著者と読者が直接結びつくなんてネット時代の
最高の恩恵であるという想いが、どうしても尽きません
1)なぜ電子ブックが売れないのか?
読者の習慣性(紙製本を購入し読むという習慣)の問題も
大きいのが現実だと思いますが、重大な解は、だれも
宣伝しないからです
大手出版社が1%にも満たなく、しかし99%の出版物を
世に提供している現実は、紙製本とは言え、書店に並ぶ
とはいえ莫大な広告宣伝を実施するから書籍が売れるという
現実を物語っています
大手出版社が押す書籍群は大手書店でも売れる場所を独占
します。電車のつり革広告に一夜のうちに塗り替えます
さらに新聞広告を独占します・・・人々は、これらの広告
を見て興味を持ち購入します
だから1%が99%を独占し、他の99%は総力で1%を
競うという現実が誕生します・・・つまり売れている書籍
の半額以上が広告宣伝費という現実です
2)ヒットを生み出すための多大な無駄の山
大手出版社の新刊10冊のうち9冊はすぐに絶版です
売れないので倉庫代の節約です。だから最初から1冊で
10冊分が稼げる計算をします、もちろん、全国配本です
ので初版からいまでも2000部~3000部ほどは
印刷製本すると思います
印刷製本だけを考えれば最も合理的な部数は1000冊前後
といわれてますので、中小の出版社の場合、初版は1000
部前後が多くなりますが大手の場合は最初から多大な広告宣伝
費が計上されているので損益計算がまるで違います
さらにカバーや帯などの制作費(デザイナー費用)も違い
ますが広告宣伝に見合う見てくれという要素も重要になって
きます
もちろん大手出版社には全国の書店回りを担当する営業部署も
ありますし、販売促進のためのイベントなどを開発する部署も
あるので中小とは実態的な世界が違います
3)本格的なネット社会では編集プロダクションが理想
最近では大手出版社が自費出版部門を併設し始めていますが
大手出版社と中小出版社ではまるで世界が違うように自費出版
というのはさらに世界がまるで違います
日本の閉鎖的な出版業界では書店へ配本する流通業者が過剰な
強権力を持っていますので、自費出版という業者では全国の
書店に配本することがかつてはできなかったのです
だから自費出版本は最初から売れない
・・・ところがアメリカにも自費出版業者はあります
日本的な閉鎖性がないので自費出版本であろうが書店に
並びます。ところがアメリカでも自費出版本は売れない
理由は広告宣伝力(自費出版の著者で荒唐無稽な広告宣伝費
を理解し負担できる者は珍しい)の影響もさることながら
プロの編集力に依存する点が大きいと思います
音楽でいえば、売れる。メジャーが押しとなればプロの
アレンジャーを付け楽曲に手を加えます・・・この差というか
効果は実に多大なものがあります
だからこそ、ネット時代ですべての業務要素が細分化され
プロジェクト方式で再構築される社会が誕生すれば出版の
要は編集プロダクションという時代が求められるわけです
最後に1%と99%との違いはマーケッティング力です
大手の1%は、全国でどんな書籍が売れているのか、売れ
ないのか~などという情報が営業マンから広告代理店から
種々様々なルートから集積されています
求める読者が求められる著者を選び、出版の形態までを
選別するような時代が、上記のすべての資金流通の無駄を
省けるのではないか?
それを実現できるのが編集プロダクションではないのか?
という考えを持っています
しかし、今の現状は、著者の私個人が理想に燃えて
直接読者見込み者に呼びかけている~という段階です
それでも出版に掛かるコストなどを多少ご理解いただける
ことが当プロジェクトの成功に少しでも近づくと思います
目標は ¥875,000 に設定されています。
このプロジェクトはSUCCESSせずに
2017/03/25 に終了しました
目標金額に達しない場合は返金を行います
A
¥1,500 の支援 サポーター0B
¥3,500 の支援 サポーター0C
¥6,800 の支援 サポーター0D
¥9,200 の支援 サポーター0E
¥98,000 の支援 サポーター0